不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は30日、同社ネットワークにおける2008年8月の首都圏流通市場動向を発表した。
同月の物件登録数は、新築戸建てが9,687件(前年同月比▲13.5%)で、6ヵ月連続のマイナス。中古戸建ては1,101件(同▲11.1%)で8ヵ月ぶりにマイナス。中古マンションは1,753件(同▲3.6%)で、2ヵ月連続のマイナスとなった。
物件成約数は、新築戸建てが1,374件(同▲12.5%)、中古戸建ては253件(同▲10.9%)、中古マンションは480件(同▲12.2%)と、いずれもマイナスとなった。中古マンションの地域別成約件数をみると、東京都195件(同▲15.2%)、神奈川県173件(同▲5.5%)、埼玉県70件(同▲17.6%)、千葉県42件(同▲14.3%)と、神奈川県を除いて2ケタ減となり、ユーザーの購入マインドの低下をうかがわせた。
平均成約価格は、新築戸建てが1戸当たり3,660万円(同0.8%増)と再びプラスに。中古戸建ては同2,948万円(同▲8.7%)と、3ヵ月連続のマイナスとなった。中古マンションは、1平方メートル当たり35万600円(同▲4.2%)で21ヵ月ぶりにマイナス、1戸当たりも2,211万円(同▲2.4%)で20ヵ月ぶりにマイナスとなった。