ポラスグループのグローバルホーム(株)は17日、日経ハビタ21住宅展示場・柏住宅展示場(千葉県流山市)のモデルハウスオープンを記念し、報道陣向けに記者会見を行なった。
今回オープンしたのは、同社「HasCasa」ブランドとして2棟目となるツーバーフォー工法の注文住宅「DECO」(敷地面積114.08平方メートル、延床面積205.22平方メートル、3階建)。
同商品は、30歳~40歳代を中心に浸透しつつあるライフスタイル「LOHAS」の考え方をベースに、「ストレスフリー」をコンセプトに設定。具体的には家族が適度な距離感を保てるスキップフロアによる3階6層構造のプランニングを採用したほか、セラピー効果があるといわれるアクアリウム、サーフィンなどの趣味を楽しめるスペースを設置した。
また、1階には1階床面積の約半分を占める「カフェ」をイメージした土間空間を提案。ビルトインガレージなどへの転用も視野に入れ、エンドユーザーに生活を楽しめる空間として訴求したい考え。
本体価格の参考坪単価は50万~55万円(延床面積35坪程度の場合)。同モデルハウスでは年間24棟を目標に販売する。
会見の席で同社注文設計課課長の湯村元昭氏は、「1階の広い土間スペースは“家カフェ”といった、居心地がよく、おもてなしもできる空間。こうした空間を提案することで、住んでもらう人にはストレスから解放されてほしい。また、住む人だけでなく、環境負荷の少ない高気密・高断熱な家づくりをすることで地球環境へもストレスフリーであることをめざしたい」と挨拶した。
なお、同モデルハウスは10月11日のオープンから約1ヵ月間で、サーフィンなどの趣味を楽しみたいアクティブ志向の家族など、約82組が来場している。
ポラスグループは、グローバルホームの他にも「北辰工務店」(木造軸組み工法)や「PO HAUS」(木質パネル工法)といった注文住宅ブランドを持つが、同社グループではグローバルホームをツーバイフォー工法を手掛けるブランドとしてポジショニングしている。