不動産ニュース / イベント・セミナー

2008/12/4

環境と不動産をテーマにした年次会議を開催/ULI

「環境」をテーマに、講演やパネルディスカッションが行なわれた第11回年次総会
「環境」をテーマに、講演やパネルディスカッションが行なわれた第11回年次総会

 不動産関連の国際的な研究・教育機関であるアーバンランド研究所(ULI)は4日、アカデミーヒルズ(東京都港区)で第11回目となる年次会議を開催した。

 「責任ある不動産投資:不動産の新たなパラダイム」と題した今回は、「環境」をテーマに講演やパネルディスカッションが行なわれた。

 基調講演では元首相の小泉純一郎氏が「環境と開発」について語ったほか、「持続性ある都市未来の『材料』」、「グリーン開発の展望:持続性ある収益を生み出せるか」等をテーマに、行政、建築家、建設会社、設計会社、金融機関が、それぞれの立場からサスティナビリティーやグリーンビルディングについて、現状での取組みや今後の課題等について、意見を述べた。また、環境計画の専門でチェロキー・インベストメント・パートナーズCEOのトム・ダン氏が「環境への取組み:アメリカでの教訓と日本への提言」と題した講演を行なった。

 なお、同研究所とプライスウォーターハウスクーパースは3日、不動産動向調査報告書である「不動産の新しい動向 アジア太平洋2009」を発行した。同報告書は不動産業界の専門家を対象に調査したもので、米国で発生したサブプライムローン問題に端を発する経済危機が世界に蔓延するなか、アジアおよび日本の不動産マーケットについて、「信用収縮の広まりにより、アジア太平洋地域のデッド市場は麻痺に近い状態に陥っている」との認識を示している。

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年6月号
「特定空家」にしないため…
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/5/5

「月刊不動産流通2024年6月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年6月号」の発売を開始しました!

編集部レポート「官民連携で進む 空き家対策Ⅳ 特措法改正でどう変わる」では、2023年12月施行の「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律」を国土交通省担当者が解説。

あわせて、二人三脚で空き家対策に取り組む各地の団体と自治体を取材しました。「滋賀県東近江市」「和歌山県橋本市」「新潟県三条市」「東京都調布市」が登場します!空き家の軒数も異なり、取り組みもさまざま。ぜひ、最新の取り組み事例をご覧ください。