不動産ニュース / IT・情報サービス

2008/12/9

情報項目を2.5倍に拡充/東日本レインズ、09年1月から次期システム移行

次期システムのトップ画面。会員1社ごとに割り当てられる「Myレインズ」により、登録・検索等の利便性が格段に向上する
次期システムのトップ画面。会員1社ごとに割り当てられる「Myレインズ」により、登録・検索等の利便性が格段に向上する

 (財)東日本不動産流通機構は9日、2009年1月4日(日)から、かねてより開発中のレインズ次期システムを稼働すると発表した。12月27日(土)12時をもって現行システムの稼働を終了し、登録データを移管する。また、F型レインズ(ファクシミリ端末)のマークシートによる登録・検索機能を、新システム稼働と同時に廃止する。

 次期システムは、これまで通り(社)中部圏不動産流通機構も共同利用するもので、07年9月にベンダー(運営会社)を(株)NTTデータに決定、開発に着手していたもの。主な改訂点は、(1)情報項目の大幅拡充、(2)現行2種類(居住用、事業用)の賃貸物件を売買同様5種類に変更、(3)「Myレインズ」、「らくらく登録」などの新機能追加、(4)画像種類の多様化など。

 物件の特徴を示す情報項目については、これまでの約2.5倍にまで拡充。情報量を拡充することにより、広告表示規約を充足できるようになり、広告利用等の利便性が向上した。これを受け同機構は運用規程を改正する予定で、規定改正により、元付業者が客付業者の広告転載について承諾の意思を示している物件については、書面による承諾を省略できるようにする。

 一方、新機能「Myレインズ」は、自社専用のページから、登録物件の確認、登録情報の変更、登録証明書の発行等が簡単にできるようにしたもの。「らくらく登録」は、物件情報の登録と同時に、図面の作成ができる機能。

 なお、次期システムの稼働と同時に、レインズ稼働時間を現行の8~21時から、7~23時に拡大。携帯電話によるアクセスも、NTTdocomo・au・SoftBankの3社端末で可能となった。

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