不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2009/3/13

不動産物件の販売ふるわず、大幅な減収減益/アルデプロ09年7月期第2四半期決算

 (株)アルデプロは12日、2009年7月期第2四半期決算を発表した。

 当期(08年8月1日~09年1月31日)は連結売上高60億2,400万円(前年同期比▲88.2%)、営業損失84億5,600万円(前年同期:営業利益77億1,900万円)、経常損失90億8,500万円(同:経常利益67億500万円)、当期純損失174億5,800万円(同:純利益39億1,500万円)と、大幅な減収減益。

 支店の廃止など、固定的経費の削減に努めたものの、物件の売却がふるわなかったこと、利益率が悪化したことなどから営業損失、経常損失を計上。また、第1四半期連結会計期間に計上した販売用不動産評価損60億円などもあり、大幅な純損失を計上するに至った。
 なお、主力の不動産再活事業では、売上高は44億2,700万円、営業損失は76億8,800万円を計上。その他事業については、売上高15億9,800万円、営業損失1,400万円を計上した。

 通期については、売上高283億円、営業損失107億円、経常損失121億円、当期純損失218億円を見込んでいる。

 併せて、第三者割当により発行される株式の募集を行なうことについても発表した。発行新株式数は、普通株式344万8,276株、発行価額の総額は約15億円。割当先は、同社代表取締役社長の秋元竜弥氏で、今回の第三者割当増資の実施に伴い、同氏が支配株主となる(議決権所有割合67.54%)。

 さらに、同日開催した取締役会において、2010年7月期経営計画を策定したことを併せて発表。保有する不動産物件の積極的な売却や、借入金の諸条件の約定変更などを前提に、来期以降の黒字化をめざす。数値目標は、売上高259億円、営業利益29億円、経常利益23億円、当期純利益23億円を掲げた。

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