不動産ニュース / イベント・セミナー

2009/7/17

CRE活用で企業成長を/日本土地建物が戦略セミナー

セミナーには、500名あまりが詰めかけた
セミナーには、500名あまりが詰めかけた
「CREは、ヒト・モノ・カネ・情報に次ぐ企業資産。これをどう使いこなすかが、企業成長の課題」と語る、日本土地建物・中島社長
「CREは、ヒト・モノ・カネ・情報に次ぐ企業資産。これをどう使いこなすかが、企業成長の課題」と語る、日本土地建物・中島社長

 日本土地建物(株)は16日、経団連会館国際会議場(東京都千代田区)で「CRE(企業不動産)を活用した企業の成長戦略」をテーマにした戦略セミナーを開催。約500名の参加者を集めた。

 セミナーの冒頭あいさつした、同社取締役社長の中島久彰氏は「社会・経済環境の不透明さが増すなかで、企業は自らの成長戦略をいかにして描いていくかが課題となる。そうしたなか、CREはヒト・モノ・カネ・情報に次ぐ第5の経営資源として注目されており、それをいかに上手に使いこなしていくかが企業価値向上のカギ。CRE戦略が企業のバランスシート等に与える影響は大きく、またCREが流通することによる経済効果も計り知れない。今後も企業のCRE戦略のサポートに力を入れていきたい」などと語った。

 セミナーでは、早稲田大学大学院教授の野口悠紀雄氏が「日本経済の行方」をテーマに講演。同氏は「社会構造の変化により、企業の持つ土地・建物のうち約2割は過剰資産となっており、これらの使い道を考えていかなくてはならない。かつてのように需要があるわけではないので、新たな需要を創造する必要がある。不動産業にとっては厳しい時代だが、うまい活用法が生み出せれば、またとないビジネスチャンスとなるだろう」と語った。

 その後、新日本有限責任監査法人パートナー 公認会計士の竹之内和徳氏がCREを生かした会計制度への対応策などを解説。続いて、日本土地建物上席コンサルタントの石川 聡氏が、企業の成長フェーズにおけるCREの戦略の重要性などについて、詳細に解説した。

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2024/5/1

「海外トピックス」を更新しました。

サントスの「動く博物館」と中心街の再活性化【ブラジル】」を更新しました。

ブラジル・サンパウロ州のサントスでは、旧市街地2.8キロをめぐる「動く博物館」が人気となっている。1971年には一度廃止された路面電車を復活して観光路面電車としたものだが、なんと日本から贈られた車両も活躍しているという。