住友不動産(株)は29日、郡山駅前一丁目第一地区第一種市街地再開発事業として建設が進められてきた分譲マンション「シティタワー郡山」(福島県郡山市、総戸数78戸)が竣工したと発表した。
同マンションは、総合病院「寿泉堂綜合病院」との連携プロジェクトで、JR「郡山」駅徒歩4分に立地、商業施設「うすい百貨店」に隣接している。敷地面積4,204.58平方メートル、延床面積2万9,325.21平方メートル、鉄筋コンクリート造地上24階地下1階塔屋1階建て。1~11階が同病院、12~24階が住居スペースとなっている。建物の高さは、分譲マンションとして福島県内で1位となる約95m。
同病院は、26の診療科目を予定し、1階には薬局が設けられる。入居者は、健康診断や人間ドックの割引、専門家のアドバイス、一般用医薬品の宅配および処方箋による医薬品の受取り呼び出しなど、多様なメディカルサポートを受けられる。また、マンション内に設けられたコミュニティラウンジでは、同病院の医師や看護師による健康にかかわるセミナーが開かれる。
間取りは1~4LDK、専有面積は54.69~105.19平方メートル。販売価格2,500万~6,200万円。販売済み戸数71戸(別途未販売2戸)のうち契約済み戸数64戸(契約率90%)、申込み戸数1戸となっている。入居開始は12月中旬の予定。
なお、同社では、新潟、松山、鹿児島、宇都宮などの地方中核都市の市内中心地でタワーマンションを積極的に展開している。同物件は、07年2月に完工した25階建てマンション「シティタワー福島」(総戸数92戸)に続き福島県内2棟目になる。