三鬼商事(株)は7日、2010年12月末時点の大阪のオフィスビル市況を発表した。大阪ビジネス地区内の延床面積1,000坪以上の主要貸事務所ビル840棟を対象に調査したもの。
同月の大阪ビジネス地区の平均空室率は、11.88%(前年同月比1.54ポイント上昇、前月比0.1ポイント上昇)。既存ビルの空室率は10.76%(前月比0.17ポイント上昇)。いずれも前月の下落から上昇に転じた。
11年の新規供給量は延床面積9万9,538坪(供給棟数6棟)となり、10年の約7割に減少。同社では、10年に竣工した大型ビルの募集面積を残していることから、11年のテナント誘致競争激化を予測している。