不動産ニュース / その他

2011/1/17

「建物」と「人」の高齢化対応等に注力、信頼される業界をめざす/高住管理協が賀詞交歓会

「当協会で以前より提唱していた“専有部サービス”などについても、各社で実用化してきたように思う。4月から始まる新中期事業計画を充実した内容で策定し、推進していきたい」と話す(社)高層住宅管理業協会理事長の黒住昌昭氏
「当協会で以前より提唱していた“専有部サービス”などについても、各社で実用化してきたように思う。4月から始まる新中期事業計画を充実した内容で策定し、推進していきたい」と話す(社)高層住宅管理業協会理事長の黒住昌昭氏

 (社)高層住宅管理業協会は17日、帝国ホテル東京(東京都千代田区)にて新年賀詞交歓会を開催。協会関係者のほか、多数の来賓が参加した。

 会の冒頭、理事長の黒住昌昭氏が挨拶。「当協会では、専有部サービスの提供や地域との共生など“住生活総合サービス業”への実現に向けたヒューマンな取組みを推進してきたが、ようやく浸透してきたという感がある。さらなる普及をめざし、2011年4月から始まる新たな中期事業計画は、次の5点に重点を置いてを策定することとしたい。
 まずは、『建物』と『人』の高齢化への対応。合意形成が難しい建替えに代わり、建物の修繕・維持に力を注ぎ長寿命化を推進していく。また、高齢化により運営が困難な管理組合に対しては、第三者管理者方式の基準を明確にするなど、スムーズな運営をサポートしたい。2つ目は、マンション居住者のみならず、戸建ても含めた地域との共生をめざし、住生活総合サービス業の立場から住まい方全般の提案をすること。3つ目は、協会資格の区分所有管理士やマンション維持修繕技術者などを適材適所で活用するとともに、国家資格への検討も進めること。CO2削減、電気自動車の充電設備など環境への取組み強化が4つ目。5つ目は、モニタリングやフォローアップ制度により法令違反をなくすこと。信頼される業界として広く認知されるよう、コンプライアンスの遵守に努めたい。
 また、4月からは新中期事業計画の推進と併せ、これまで以上に『住まうことの楽しみ』を提案していく考え。それにより、社会的存在意義も高まり、ビジネスチャンスも生まれてくるだろう。業界をあげて、よりレベルの高い業務を推進していきたい」などと語った。

 その後、同協会副理事長の池田 孝氏の音頭で乾杯し、盛会となった。

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