(株)東京カンテイは24日、12月の三大都市圏・主要都市別の「中古マンション70平方メートル価格月別推移」を発表した。同社データベースに登録された中古マンション(ファミリータイプ)の「売り希望価格」を行政区単位に集計・算出し、70平方メートルに換算したもの。
首都圏の中古マンション価格は3,005万円(前月比0.4%増)で、6ヵ月ぶりに3,000万円台に回復した。都県別では、東京都が3,939万円(同▲0.2%)、神奈川県2,569万円(同0.3%増)、埼玉県1,878万円(同1.0%増)、千葉県1,895万円(同0.2%増)で、東京都を除く周辺3県で上昇。東京都心やその周辺では新築マンションの供給が増加しており、その影響により中古マンションの価格調整が一段と進む結果となった。
また、近畿圏の中古マンション価格は1,834万円(同0.9%増)と3ヵ月連続の上昇。大阪府は1,874万円(同1.0%増)、兵庫県は1,825万円(同0.4%増)と、ともにプラス。中部圏の中古マンション価格は1,546万円(同0.8%増)、そのうち愛知県では1,597万円(同0.2%増)と、5ヵ月連続で上昇しており、中部圏平均の中古マンション価格を牽引している。