不動産ニュース / 調査・統計データ

2011/2/25

10年の首都圏賃貸物件成約数は約21万6,000件、3年連続の前年割れ/アットホーム調査

 不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は24日、同社ネットワークにおける2010年1年間の首都圏賃貸市場動向を発表した。

 10年1年間の賃貸物件登録数は、居住用賃貸物件が261万6,841件(前年比33.7%増)、事業用賃貸物件が33万7,706件(同25.3%増)といずれも大きく増加した。1平方メートル当たりの平均登録賃料は、マンションが2,630円(同▲3.6%)で2年連続のマイナス、アパートが2,054円(同0.2%増)で2年連続のプラスだった。1戸当たりの平均登録賃料は、マンションが10万500円(同▲5.7%)と2年連続のマイナス。アパートも6万1,700円(同▲0.3%)と、2年ぶりにマイナス。

 一方、居住用賃貸物件成約数は、21万6,780件(同▲0.3%)とわずかに前年を下回り、3年連続の減少に。アパートが4年連続で増加したが、マンションは3年連続の減少。また、エリア別では東京都が10万9,277件(同▲3.6%)と減る一方で、その受け皿として神奈川県が7万2,790件(同7.3%増)と大きく増加した。1平方メートル当たりの平均成約賃料は、マンションが2,574円(同▲1.8%)、アパートが2,048円(同▲2.0%)で、マンションが3年連続、アパートが4年連続のマイナス。1戸当たりでは、マンションが9万5,500円(同▲1.8%)、アパートが6万3,800円(同▲0.2%)で、マンションが3年連続、アパートは9年連続の下落だった。

 また、入居初期費用をみると、「礼金ゼロ」の割合がマンションで28.9%(同7.6ポイントアップ)、アパートが33.8%(同6.9ポイントアップ)と拡大する一方、「礼金2ヵ月」はマンション14.7%(同▲12.8ポイント)、アパート6.7%(同▲6.6ポイント)と大きく減っていた。

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年6月号
「特定空家」にしないため…
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/5/5

「月刊不動産流通2024年6月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年6月号」の発売を開始しました!

編集部レポート「官民連携で進む 空き家対策Ⅳ 特措法改正でどう変わる」では、2023年12月施行の「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律」を国土交通省担当者が解説。

あわせて、二人三脚で空き家対策に取り組む各地の団体と自治体を取材しました。「滋賀県東近江市」「和歌山県橋本市」「新潟県三条市」「東京都調布市」が登場します!空き家の軒数も異なり、取り組みもさまざま。ぜひ、最新の取り組み事例をご覧ください。