不動産ニュース / 調査・統計データ

2011/2/25

首都圏新築戸建の成約価格、3年連続の下落。中古マンションは2年ぶり上昇/アットホーム調査

 不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は24日、同社のネットワークにおける、2010年1年間の首都圏新築戸建・中古マンションの登録価格・成約価格データを発表した。調査対象物件は、登録物件が新築戸建6万6,764件、中古マンション1万5,428件。成約物件が、新築戸建1万6,357件、中古マンションが5,430件。

 新築戸建の年平均登録価格は、1戸当たり3,068万円(前年比▲5.6%)で、3年連続の下落。年平均成約価格は、1戸当たり3,133万円(同▲5.9%)で、同様に3年連続の下落。登録価格・成約価格ともに全エリアで下落しており、平均価格の高い東京23区が最も下落率が大きかった(登録価格:▲7.4%、成約価格:▲5.6%)。

 一方、中古マンションの年平均登録価格は1戸当たり2,258万円(前年比10.1%増)、年平均成約価格は2,137万円(同8.3%増)といずれも2年ぶりの上昇となった。登録価格・成約価格とも、すべてのエリアで上昇した。また、1平方メートル当たりの価格も、登録価格が36万300円(同10.2%増)、成約価格が34万2,100円(同8.6%増)と、2年ぶりの上昇。平均面積は、登録物件が62.65平方メートル(同▲0.1%)、成約物件が62.47平方メートル(同▲0.3%)。成約物件の平均築年数は20.7年(同0.6年増)。価格上昇のなか平均面積が縮小、築年数は上昇しており、同社は「好立地の物件が選ばれている」と分析している。

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