不動産ニュース / 調査・統計データ

2014/6/6

23区賃料水準、上限・下限とも上昇、空室も大幅に改善/東京ビル協調査

 (一社)東京ビルヂング協会はこのほど、2014年4月期の「ビル経営動向調査」結果を発表した。同協会会員を対象に最新の賃料水準と空室率をアンケートした上で、景況感を聞いたもの。四半期ごとの調査で、今回は273社を対象に実施し、157社から回答を得た。回収率は57.5%。

 東京23区の坪当たり賃料水準(共益費込み)は、上限が2万6,814円(前回調査比680円増)・下限が1万6,843円(同627円増)といずれも上昇。下限は6期連続の上昇となった。都心5区では、中央区、港区、渋谷区で上昇している。

 平均空室率は23区平均で5.5%(同1.0ポイント減)と大きく改善。都心5区では、中央区6.0%(同1.3ポイント減)、港区5.9%(同1.7ポイント減)、新宿区5.7%(同2.3ポイント減)が大幅に改善、そのほかでもすべてが前回より改善した。

 3ヵ月前と現在とを比較した賃料水準景況感指数は、11.5(前回調査:3.5)、空室景況感は23.1(同:15.4)。3ヵ月後予測を比較した賃料水準景況感指数は16.0(同:7.6)、空室景況感指数は25.0(同:20.4)となり、いずれも2ケタのプラスとなり、景況感の改善は継続する見込み。

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