不動産ニュース / 仲介・管理

2015/8/7

築35年の空室ビルをリニューアル。高賃料でも入居好調/サンフロンティア不動産

「(仮称)銀座一丁目プロジェクト」外観
「(仮称)銀座一丁目プロジェクト」外観
築古の小規模オフィスでは珍しいトイレの男女別化も
築古の小規模オフィスでは珍しいトイレの男女別化も

 サンフロンティア不動産(株)は6日、オフィスビルリノベーションの新ブランド「プレミアムセットアップオフィス(PSO)」で再生したオフィスビルの内覧会を実施した。PSOは、立地特性や市場動向から、入居テナントのニーズを想定してリニューアルを施し、テナント付けなどを経て投資家に売却するビジネスモデル。

 物件は「(仮称)銀座一丁目プロジェクト」(東京都中央区)。東京メトロ「銀座一丁目」駅より徒歩3分に立地する鉄骨造地上9階地下1階建てのオフィスビル。地下1~地上2階は店舗で、3階以上が事務所となる。各フロアとも面積は約20坪。1980年築と古く、従前はオーナーの資金力不足からリニューアルや適切な修繕ができず、地下の店舗を除いて空室となっていた。

 同エリアでは、面積20坪程度の小規模オフィスの需要が強いことから、同社が前オーナーから同ビルを取得。約1億8,000万円をかけてリニューアル工事を施した。工事内容はエントランス改修、一部耐震補強、貸室内の男女別トイレ化、排水管の移設、屋上緑化など。リニューアル工事は9月前後に完了する予定。

 7月より募集をスタートし、すでに1件が成約。さらに複数フロアで成約の見込みが立っている。賃料は周辺相場が坪1万円台前半なのに対して同ビルは2万円前後で提案する。同社では、「従前は1万2,000円程度でも入居者が決まらなかったが、リニューアルによる差別化が奏功している」と分析している。

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2024/5/1

「海外トピックス」を更新しました。

サントスの「動く博物館」と中心街の再活性化【ブラジル】」を更新しました。

ブラジル・サンパウロ州のサントスでは、旧市街地2.8キロをめぐる「動く博物館」が人気となっている。1971年には一度廃止された路面電車を復活して観光路面電車としたものだが、なんと日本から贈られた車両も活躍しているという。