不動産ニュース / 開発・分譲

2015/12/18

福島駅前に全面断熱一体工法のホテル着工/アパホテル

「アパホテル<福島駅前>」外観予想パース
「アパホテル<福島駅前>」外観予想パース

 アパグループは17日、「アパホテル<福島駅前>」(福島県福島市、客室数362室)を起工した。

 同物件は、JR「福島」駅徒歩2分に位置。敷地面積1198.92平方メートル、延床面積6,233.55平方メートル、鉄骨造地上14階建て。客室数は、ダブル361室、デラックスツイン1室の全362室。

 日本通運(株)所有地を事業用定期借地権で賃借し、ホテルを建設・運営する土地有効活用プロジェクト。1階にはレストラン、および露天風呂付大浴場を設置する。また、カナフレックスコーポレーション(株)との共同開発による、全面断熱一体工法「APA ECO UNIT SYSTEM」を採用。これにより、現場作業の省力化と工期の短縮を実現。有効面積を全体で従来よりも約40平方メートル広くできた。
 
 全館LED照明を導入し、地球環境にも配慮。全客室に、通常の浴槽より約20%の節水が可能な卵形浴槽、サーモスタット付定量止水栓、節水シャワー、オリジナルベッドなどを完備するほか、BBCワールドニュースを無料で放映する。

 同日開催した記者会見で、同グループ代表の元谷 外志雄氏は「先の震災から年々復興していく中、当ホテルの建設により、ビジネスマンや国内観光客、訪日観光客など数多くの宿泊客を福島県内に誘致することが、復興の手助けになると考えている。世界初となる全面断熱一体工法の導入で、福島から世界へ向けた発信を行ない、福島復興の起爆剤となっていく」などと抱負を述べた。

 開業は2017年3月の予定。

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