不動産ニュース / 調査・統計データ

2016/9/9

注文戸建ての顧客実態調査、借入金年収倍率がじわり上昇/住団連調査

 (一社)住宅生産団体連合会は8日、2015年度「戸建注文住宅の顧客実態調査」の結果を公表した。三大都市圏および札幌市、仙台市、広島市、福岡市、静岡市の地方都市圏を対象に調査を実施。有効回答数は4,182件。

 注文住宅を新築するに当たっての土地の取得状況については、「建て替え(新たな土地取得はしない)」が27.7%(前年比1.9ポイント低下)、「買い替え」が5.6%(0.9ポイント低下)、「土地購入」が53.1%(同3.0ポイント上昇)、「新たに借地」が0.4%(同0.1ポイント低下)、「親の土地/相続」が11.5%(同0.2ポイント低下)となった。

 長期優良住宅の建築割合は、79.7%(同7.8ポイント上昇)と、8割に迫った。都市圏別の長期優良住宅の割合をみると、東京圏が70%、名古屋圏は87.2%、大阪圏は84.4%、地方都市圏は81.9%と東京圏の低さが目立つ。

 住宅取得費の平均は全体で4,671万円(同2.5%上昇)。内訳は、建築費が3,370万円、土地代が1,301万円で、共に前年よりも上昇している。住宅取得費年収倍率は6.1倍となり、前年と同水準となっており、09年度以降6倍前後で推移している。また、借入金の年収倍率は4.3倍で、前年よりも0.1ポイント上昇。13年以降にじわり倍率が上昇している。

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「海外トピックス」を更新しました。

サントスの「動く博物館」と中心街の再活性化【ブラジル】」を更新しました。

ブラジル・サンパウロ州のサントスでは、旧市街地2.8キロをめぐる「動く博物館」が人気となっている。1971年には一度廃止された路面電車を復活して観光路面電車としたものだが、なんと日本から贈られた車両も活躍しているという。