三井不動産(株)は25日、台湾初となるリージョナル型ショッピングセンター「ららぽーと」事業に参画すると発表した。台湾の大手金融グループ中国信託金融ホールディングス傘下の台湾人寿保険股份有限公司(台北市、董事長:凌氤寶(りょういんほう)氏、以下、台湾人寿)と、開発および運営について合意したもの。
台北都市圏で最大級の商業施設となる「(仮称)三井ショッピングパーク ららぽーと台湾南港」(台北市南港区)は、MRT文湖線「南港ソフトウェアパーク」駅徒歩1分、MRT板南線・文湖線 「南港展覧館」駅徒歩3分、高速道路(1・3号線)・快速道路I.C.にも至近の立地。周辺エリアは、新都心としてIT産業を中心とするオフィス・商業・住宅など複合的なまちづくりが進んでおり、高速道路の結節点であることから、広域からの集客も期待できる。
敷地面積約4万1,400平方メートル、店舗数は約250店舗で店舗面積約7万平方メートル。台湾人寿が開発するオフィス、ホテルなどの複合建物のうち、商業モール部分について三井不動産グループが一括借り上げし、運営する予定。台湾でも人気の高い日系店舗をファッション、物販、飲食の各カテゴリーで誘致し、エンターテインメント施設や飲食店舗の充実も図っていく。
同事業は、海外3施設目の「ららぽーと」事業となり、台湾では「三井アウトレットパーク」に次ぐ、3施設目の商業施設事業となる。
開業は2021年の予定。