不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2017/2/6

ビル事業好調も、マンション売上戸数減少で減収増益/東京建物16年12月期決算

 東京建物(株)は6日、2016年12月期決算を発表した。

 当期(16年1月1日~12月31日)は、連結営業収益2,544億9,800万円(前期比2.1%減)、営業利益363億6,300万円(同5.6%増)、経常利益306億3,500万円(同23.5%増)、当期純利益197億4,200万円(同20.7%増)と減収増益。分譲マンションの売上計上戸数減少等によって減収だったが、海外事業における持分法投資利益の増加および金融収支の改善等で、経利および純利益が2ケタ増となった。

 セグメント別では、ビル事業は、販売用不動産の売却による不動産売上の増加に加え、「東京建物日本橋ビル」(東京都中央区)が通期稼働し、都市型コンパクト商業施設「FUNDES(ファンデス)神保町」(東京都千代田区)が新規稼働するなど、ビル賃貸において堅調に推移したほか、管理受託等収益の増加等により、営業収益は1,034億1,900万円(同6.7%増)、営業利益は310億9,400万円(同14.2%増)を計上。
 住宅事業は、住宅分譲で「Brillia 早稲田 諏訪通り」(東京都新宿区)、「ベイズ タワー&ガーデン」(東京都江東区)、「Brillia 文京江戸川橋」(東京都文京区)等を売上に計上したが、分譲マンションの竣工戸数が前期に比べて少なく、売上計上戸数が大幅に減少した影響等で、営業収益798億5,800万円(同18.6%減)、営業利益62億7,100万円(同40.1%減)となった。

 なお、業績が期首予想を大幅に上回ったことから、期末配当を当初予想の12円(普通配当10円、記念配当2円(創立120周年記念配当))から、普通配当2円を増配して14円(普通配当12円、記念配当2円)とする。

 次期は、営業収益2,550億円、営業利益420億円、経常利益355億円、当期純利益220億円を見込んでいる。

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