(株)学研ココファンは15日、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)「ココファン勝どき」(東京都中央区、全34戸)の3月オープンに先立ち、報道関係者に公開した。
同施設は、都営大江戸線「勝どき」駅徒歩6分に位置。複合型タワーマンション「勝どき ザ・タワー」(延床面積2,519.75平方メートル、鉄筋コンクリート造地上53階建て)の2~4階部分で、サ高住と訪問介護事業所、小規模多機能型居宅介護事業所(通い1日定員18名、泊まり7名)を運営する。
中央区初のサ高住で、首都圏の高齢化に対応。介護・医療サービスを併設させ、地域の要介護者等の住まいの機能と、地域へのサービス供給拠点の機能を併せ持つ「拠点型サ高住」という位置付け。
全館バリアフリー設計。24時間365日、介護スタッフが常駐、1日数回の定期的な安否・状況確認を行なう。提携医療機関の医師による居室までの往診、昼夜問わない緊急時のオンコールにも対応。また、ゴミ出し、健康医療相談のほか、有料で買物代行や居室清掃、食事サービスなど、必要に応じたオプションサービスも提供。1・2階にはコンビニや薬局、飲食店等が入居しており、暮らしやすく便利な環境が整っている。
居室は、1人用が30戸(25.11~29.30平方メートル)、賃料は14万3,700円(賃料、管理費、生活支援サービス費・税込み)。2人用が4戸(36.12~37.05平方メートル)、賃料は20万2,240円(同)。終身建物賃貸借事業として行政の認可を受けている。
同社代表取締役社長の五郎丸 徹氏は、「今後ますます首都圏の高齢化は進んでいく。要介護者にとって、地方への住み替えは現実的ではないことから、都心における介護対応住宅が不可欠となるだろう。入居者のみならず、地域高齢者に対しても施設を利用していただき、地域に開かれたサービスを展開し、『拠点型サ高住』としてのモデルケースとなれればと考えている」などと話した。
現在までに53件の問い合わせがあり、25戸が仮契約している。