三菱地所(株)は、4月1日付で社長直轄の「働き方改革推進委員会」を設置する。
不動産業界を取り巻く外部環境の急速な変化を成長分野の発掘と拡大の機会と捉え、従来の長時間労働是正にとどまらず、生産性の向上による新たな価値創造を目的に、働き方改革を全社的・部署横断的に推進する。委員会は、働き方改革に関する方針・指針案の決定、働き方改革に関連するトップメッセージの発信、全社的・部署横断的なオフィス環境改革や諸制度等の改革等を行なう。
同改革では、フリーアドレスの執務スペースや多様な空間を備えた共用スペースなどの構築、テレワーク制度の導入と時間単位有給休暇制度とフレックスタイム制度の併用により「働く場所と時間を社員が自由に選択できる環境」の整備をする。また巨大共用スペースや内部階段と社内動線の工夫による社内外の「見える化」などによる「社内外のコミュニケーションを促進するオフィス環境」の整備、食を通じたコミュニケーションと健康増進の視点を踏まえた新たな社員食堂の導入などによる「社員のベストパフォーマンス発揮を支える健康経営の推進」の整備を図る。
併せて17年度下期に同社本社を現在の大手町ビルヂングから大手町パークビルディング( 東京都千代田区大手町1丁目1-1)に移転する。新本社におけるオフィス環境改革と諸制度等の改革を一体的に推進していく方針。