
三菱地所(株)は25日、台湾での物流施設開発事業「(仮称)桃園市楊梅プロジェクト」に参画すると発表。台湾での物流施設開発は日系ディベロッパーとして初となる。
香港を拠点にアジアで不動産開発投資を行なうARCH Capital Management Co.Limitedとの協業。総事業費は約220億円で、三菱地所はJV会社の持分30%を取得した。
桃園市は、人口の約4割が居住する台湾北部に位置。桃園空港や台湾港、基隆港に近い台湾における物流最大集積地。台湾西部を縦断する高速道路1号線の楊梅インターまで車で約8分、桃園市中心部にも車で約20分という好立地。
敷地面積は約2万2,093平方メートル。建物は地上8階建てのマルチテナント型物流施設。延床面積は約6万4,301平方メートル。
独立した車路を有するシングルランプウェイ型を採用。館内交通需要に対応する。また、屋上には太陽光パネルを設置し、施設で使用する電力の約60%を自給する計画。また、賃貸区画全4フロアのうち、1フロアは小割可能な冷凍冷蔵フロアとしてあらかじめ実装。台湾のコールドチェーン需要に対応していく。
2024年1月に着工済み。25年に竣工する予定。