東急不動産(株)は25日、同社が参加組合員として参画し、開発を進めてきた複合施設「Shibuya Sakura Stage(渋谷サクラステージ)」(東京都渋谷区)の商業施設37店舗を新たにオープン。同日、オープニングセレモニーを開催した。
同施設は、21日に供用を開始したJR「渋谷」駅新南改札に直結。渋谷の大規模再開発プロジェクトのラストピースとなる。詳細は、過去のニュースを参照。
東急不動産ホールディングス(株)代表取締役社長の西川弘典氏は「新南改札口の使用が始まり、人の流れが大きく変わったことを実感している。渋谷サクラステージは、オフィスや商業施設、住宅といった働く、遊ぶ、暮らす機能だけでなく、国際医療施設、インターナショナルスクール、中長期滞在可能なサービスアパートメントなど、産業育成や国際競争力の強化に資する多様な機能を備えた複合施設。世界中から多種多様な人々が集い、交わることで、音楽やアート、スタートアップなどの新しい文化やビジネスが次々と生まれるような、まちづくりをリードする施設を目指していく」と話した。
来賓として出席した内閣総理大臣の岸田文雄氏は、「次世代を担うスタートアップがここから大きく羽ばたいていくことが期待される。渋谷サクラステージがスタートアップ支援の拠点となって、海外の大学あるいはスタートアップ拠点と国境を越え有機的に連携し、新しいイノベーションを起こすという役割を担っていただきたい」と挨拶した。