不動産ニュース / 開発・分譲

2017/2/27

東京・麹町の建て替え再開発ビルを着工/住友不動産

「(仮称)麹町四丁目計画」完成予想図
「(仮称)麹町四丁目計画」完成予想図

 住友不動産(株)は27日、開発を進めている「(仮称)麹町四丁目計画」(東京都千代田区)を着工した。

 同プロジェクトは、東京メトロ「麹町」駅より徒歩1分に立地。東京都の特定緊急輸送道路である新宿通り沿いの旧耐震ビル4棟と木造住宅2棟を、1棟のオフィスビルに建て替えるもの。敷地面積は509.3坪、建物は鉄骨造一部鉄筋コンクリート造および鉄骨鉄筋コンクリート造で、免震構造を採用。地上10階地下1階建てで、延床面積は4,079.8坪。

 外観は、新宿通りに面した外観外周部を斜めの面で額縁状にし、内側の中心部を、通りに平行するダブルスキンのガラスカーテンとするファサードデザインを採用。また、2回線受電、送電停止時に中圧ガスによる最低10日間の発電、ガス供給停止時の非常用発電機による72時間電力供給といった3重の電力バックアップを図る。さらにエレベーターの自動仮復旧システムや地下1階の防災備蓄倉庫など、BCP対応を充実させる。

 竣工は2018年4月末の予定。

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

事業継続計画(BCP)

事業組織が脅威にさらされた場合に、その影響を予防・軽減し、事態の回復を図るための計画をいう。 危機管理手法の一つで、BCP(Business Continuity Planning)と略称される。

続きはR.E.wordsへ

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。