不動産ニュース

2017/3/17

津波被害受けた仙台物流センターの事務所が竣工/ナイス

「仙台物流センター事務所棟」外観
「仙台物流センター事務所棟」外観

 ナイス(株)は16日、「仙台物流センター事務所棟」(宮城県多賀城市)を竣工した。東日本大震災で6mの津波被害を受け、震災直後から仮設で業務開始、新築工事を進めていた。

 仙台港に隣接する工業団地「仙台港背後地」に位置し、東北自動車道と仙台南部・東部・北部道路を結ぶ環状道路を活用できる立地。

 建築面積約187平方メートル、延床面積約356平方メートル。日本初となるCLTと鉄筋コンクリート造の平面混構造2階建て。宮城県初のCLT建築物で、木材産業の復興に寄与することを目的に、木材はすべて宮城県産を使用した。

 なお、東北地方では初となる、建築物省エネルギー表示制度「BELS」の最高ランク★★★★★を取得。壁に15mm厚のCLTパネルを用いるなど、高性能断熱材や高効率設備を組み合わせることで確保した、高い外皮性能と省エネルギーが評価された。

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混構造建築物

異なる構造を併用している建物。木造、鉄筋コンクリート造、組積造などの併用がある。併用の方法に応じて構造が多様で、標準化が難しい。混構造建築物で一定規模以上のものは、建築基準法上、構造計算適合判定を必要とする。

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