不動産ニュース / 開発・分譲

2017/4/6

10分単位で利用可のシェアオフィス事業開始

オープンスペースで気分転換や他社ワーカーとの交流を図ることもできる

 三井不動産(株)は、新しい働き方を提案するシェアオフィス「WORKSTYLING」の供給を開始。6日に、「WORKSTYLING汐留」(東京都港区)をマスコミに公開した。

  法人・ワーカーともオフィス環境に求めるものが大きく変化する中、企業に所属するワーカーの“新しい時代にふさわしい働く場”を提案。オープンスペースや個室、会議室など多彩なスペースを用意。会議室には最新のテレビ会議システムも設置し、移動・集合のロスを最小限に抑制する。

 契約は法人との間で締結し、契約法人の企業ワーカーは、同社が展開するすべての拠点を10分単位で利用することができる。都度の精算は不要、法人ごとの総利用時間を月次で集計・請求する。なお、利用者の入退館履歴や会議室などの予約はWEBアプリで管理するため、利用するワーカーの勤怠管理も容易にできる。入退室に際しては、ワーカーが携帯電話・スマートフォンに表示したQRコードをかざすのみ。

  帰社時間のロスを減らしたい営業スタッフ、クリエイティブな作業が必要な企画系ワーカー、育児や介護があり通勤時間を圧縮したい人など、さまざまな利用者層を想定している。

  同社では、すでに八重洲、新宿、渋谷などの都内都心部、および横浜(神奈川)、船橋(千葉)といった郊外主要部に10の拠点を展開。17年度中には全国主用都市も含めて全国で30拠点を展開する計画。

 利用料金は10分当たり300円。備え付けのパソコンやコピー複合機などは自由に利用でき、気分転換のための書籍や小物、フリーのドリンクやナッツなども用意している。

  執行役員ビルディング本部副本部長の宮田 歩氏は、「生産性向上に向けて、これまでの画一的な働き方から脱却する必要がある。新しい働き方を支援するために、引き続きオフィスの環境変革にチャレンジしていく」と述べた。

従来のイメージとは異なるミーティングスペースも用意し、新しい発想を支援(左)。従来のスペースとは遠隔会議ができるよう、最新のテレビ会議システムも導入(右)

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