(株)LIXILグループは8日、2017年3月期決算を発表した。
当期(16年4月1日~17年3月31日)は、連結売上高1兆7,864億4,700万円(前期比5.5%減)、営業利益675億3,500万円(同73.1%増)、税引前利益660億700万円(前期:税引前損失70億8,700万円)、当期利益418億9,800万円(同:当期損失266億7,100万円)。
「ウォーターテクノロジー事業」では、為替換算影響などにより売上収益は6,624億800万円(前期比1.6%減)。一方、粗利率改善により事業利益は650億7,100万円(同18.6%増)となった。
「ハウジングテクノロジー事業」については、需要構造の変化に加え一部連結子会社の売却による減少もあり、売上収益は5,441億2,800万円(同3.9%減)と減収。事業利益は粗利率改善や販管費の減少などにより、392億1,200万円(同3.2%増)の増益。
「ビルディングテクノロジー事業」は、一部連結子会社の売却による減少で、売上収益は2,635億9,800万円(同20.6%減)と大きく減少。選別受注による粗利率改善やコストダウンにより、事業利益は38億4,600万円(前期:事業損失56億2,100万円)と黒字に転じた。
「キッチンテクノロジー事業」については、CM投入等による中高級商品の拡販施策により、売上収益は1,147億3,500万円(前期比2.4%増)、事業利益は43億1,800万円(同2.5倍)。増収増益となった。
「流通・小売り事業」では、前期における一部事業の譲渡の影響があり売上収益は1,720億500万円(同6.8%減)と減収。一方、ホームセンター事業の粗利増により事業利益は73億400万円(同1.8%増)の増益に。
「住宅・サービス事業等」は、ZEHをはじめとする高気密・高断熱の新築住宅等の拡販に注力。売上収益は643億8,100万円(同8.2%増)、事業利益は44億1,300万円(同16.8%増)の増収増益だった。
次期については、連結売上収益1兆8,500億円、営業利益750億円、税引前利益700億円、当期利益468億円を見込む。