不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2017/5/11

オフィス・商業が好調/NTTUD17年3月期

 エヌ・ティ・ティ都市開発(株)は11日、2017年3月期決算(連結)を発表した。

 当期(16年4月1日~17年3月31日)は、営業収益1,886億3,300万円(前期比3.1%増)、営業利益313億9,300万円(同16.9%減)、経常利益287億1,000万円(同15.1%減)、純利益166億8,200万円(同0.8%増)であった。

 主力のオフィス・商業事業では、「アーバンネット日本橋二丁目ビル」(東京都中央区)、「アーバンネット銀座一丁目ビル」(同)など前期に取得・竣工した物件や、「品川シーズンテラス」(東京都品川区)などの既存物件の空室率改善が寄与。営業収益1,136億1,300万円(同7.8%増)、営業利益338億100万円(同12.7%増)と増収増益達成。

 住宅事業は、首都圏郊外・関西エリア物件の販売遅れなどが響き、1,000戸の引き渡し計画に対し861戸の引き渡しにとどまった。営業収益596億700万円(同7.5%減)、営業利益30億6,800万円(同74.0%減)と大きく落ち込んだ。

 会見に臨んだ代表取締役社長の牧 貞夫氏は、「オフィス・商業事業において、資産入れ替えの効果やフリーレントの解消などが進み、利益率が大幅に改善した。住宅事業は苦戦したものの、期首時点の契約率が18年3月期は48%と、17年3月期の18%と比べて大きく改善している。都心物件増加に伴う戸当たり単価上昇を図りながら、18年3月期は引き渡し戸数1,100戸を達成させたい」と力強く述べた。 

 次期は、営業収益1,630億円、営業利益290億円、経常利益270億円、純利益175億円を見込んでいる。

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