(株)長谷工コーポレーションは12日、2017年3月期決算(連結)を発表した。
当期(16年4月1日~17年3月31日)の売上高は7,723億2,800万円(前期比1.9%減)、営業利益は890億3,200万円(同29.5%増)、経常利益は888億2,700万円(同31.9%増)、当期純利益は587億6,200万円(同14.7%増)となった。
中期経営計画の最終年にあたる当期は、建設関連事業においてマンション建築工事が好調に推移した中、過去最高の連結経常利益を達成。さらに単体の受注高でも3年連続で過去最高を更新した。
主力の建設関連事業においては、物件の大型化などにより受注時の工事採算と、当期の完成工事層利益率はともに改善傾向に。分譲マンション新築工事では、首都圏で200戸以上の大規模物件27件を含む72件、近畿圏・東海圏で200戸以上の大規模物件10件を含む35件、東西合計で107件を受注した。その他にもPFI方式による建替事業「市営東多聞台住宅建替事業」の受注などがあった。
完成工事は賃貸住宅等5件を含む計103件を竣工。同セグメントの売上高は5,678億円(同4.6%減)だった。完成工事総純利益率の改善により営業利益819億円(同14.8%増)を計上した。
次期は売上高8,000億円、営業利益920億円、経常利益910億円、当期純利益630億円を見込んでいる、