不動産ニュース / 調査・統計データ

2017/5/15

共働き夫婦の夫、家事の実働は1割/大和ハウス

 大和ハウス工業(株)は12日、共働き夫婦の「家事」に関する意識調査結果を発表した。20~40歳代で同居の子供を持つ共働き夫婦を対象に、インターネット調査を実施。実査期間は4月15~16日。

 家庭での家事負担の割合を聞いたところ、妻の認識では「夫1割:妻9割」(37.3%)がトップ。妻の88.6%が「自分の家事負担が7割以上」と回答した。一方、夫の1位は「夫3割:妻7割」(27.0%)で、妻が思っているよりも「自分はやっている」と思う夫が多く、夫婦間で大きな意識の差がみられた。

 一般的にどこの家庭でもやっている家の仕事30項目について「家事と思うか」を聞いたところ、18項目で妻のほうが家事としての認識が高く、妻が日常的に頑張っているにもかかわらず、夫が家事だと認識していない「名もなき家事」の存在が明らかとなった。上位は、「トイレットペーパーがなくなった時に、買いに行く」(夫67.3%、妻83.0%)、「靴を磨く」(夫46.0%、妻57.7%)、「町内やマンションの会合に出席する」(夫46.7%、妻56.7%)。
 また、「名もなき家事」を誰が積極的に行なっているかについては、86.5%が「妻(自分)」と回答。「夫(自分)」は29.5%にとどまった。

 夫の家事への認識について、実行との落差が最も大きいのは「アイロン掛けをする」。86.3%の人が家事だと認識しているのに、実行している人はわずか30.3%だった。「食事の献立を考える」も84.3%の人が認識しているが、実行している人は36.7%と大きな落差が。逆に、「使った道具を、元の場所にきちんと片づける」は、54.0%しか認識していないのに、90.7%が実行していた。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年8月号
社員が成長すると、会社も伸びる!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。