(一社)マンションリフォーム推進協議会(REPCO)は29日、ホテルルポール麹町(東京都千代田区)にて定時総会を行ない、2017年度事業計画などを議決・承認した。
17年度事業計画では、(公財)住宅リフォーム・紛争処理支援センターと連携し、同センターが実施している「マンションリフォームマネジャー(MRM)」資格者の増加を図る。REPCO主催のMRM試験対策講座を全国5ヵ所で開催するほか、積極的な出前講座の実施等も行なっていく。調査研究事業では、昨年度実施した「マンションリフォーム市場将来需要推計」を分析し、政策提言に生かしていく。また、新たにマンションの居住者を対象としたユーザー需要調査も行なっていくことも計画に盛り込んだ。
総会後に行なわれた懇親会の席上、REPCO会長の大栗育夫氏は「少子高齢化、人口減少、空き家など、さまざまな課題に取り組んでいかなくてはならない。昨年の『住生活基本計画』では、リフォーム・既存住宅流通市場を20兆円規模にする目標が示された。マンションの耐震性向上、延命措置、再生が重要となっていく」などと挨拶した。