不動産ニュース / その他

2017/6/15

ビジネスパートナー選びが最優先/リオロジー社

「現在はパートナー選びに全力投球している。
2017年度中にはFC展開をスタートさせたい」と話す
ジョン・ペイトン氏

 米国の不動産事業持株会社REALOGY(リオロジー社、本社:ニュージャージー州)の新CEOのJohn Peyton(ジョン・ペイトン氏)が来日。14日、記者会見を開き、コールドウェルバンカー(以下、CB)の日本進出に向けた事業説明等を行なった。

 リオロジー社は、CBのほか「Century21」「ERA」「List/Sotheby's INTERNATIONAL REALTY」「Better Homes and Gardens」などのブランドを所有。同社ブランドは世界113ヵ国、1万4,000以上のオフィスを擁しており、エージェント数約27万5,000人を抱えている。

 同氏は、同社副社長のRich Green(リッチ・グリーン氏)と、CB最高執行責任者のJon Fischer(ジョン・フィッシャー氏)とともに来日。昨年7月から接触を図っている、日本におけるCBのマスターフランチャイジーの有力候補3企業のほか、新規候補企業と会合する予定。

 日本でFC展開する目的について、同氏は「日本は世界第2のFC国で、約1,300のフランチャイザーが、不動産を含め26万店舗を運営しており、売り上げは年間約241億ドルにのぼる。われわれのFCモデルは、日本の住宅市場において大いに収益をもたらすと確信している」と話した。
 また、富裕層の増加や、2020年の東京オリンピックに向けた建築・住宅需要の拡大の話にも触れ、「東京はアジア諸国の中で最も投資力のある都市といわれている。ある調査では、世界で最も魅力的な国として日本が第8位にランクインしており、世界から注目を浴びている」など、日本市場の可能性について述べた。

 パートナー選出については、「候補者を厳選しているために時間がかかっているのは事実。革新的な最良のパートナーを選ぶまで、日本での活動を続ける。最優先事項は、あくまでも最有力・最有益なパートナーを選ぶことで、時間の問題は優先しない」と慎重な姿勢を見せた。
 また、「グループ3社(C21・ERA・Sotheby's)が日本で大きな成功を収めているところも念頭に置き、間違いのないパートナー選びに全力投球している」とし、2017年度中にはFC展開をスタートさせたい考え。

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サントスの「動く博物館」と中心街の再活性化【ブラジル】」を更新しました。

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