不動産ニュース / IT・情報サービス

2017/6/29

既存M成約価格、過去最高値に

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は29日、同社ネットワークにおける2017年5月の首都圏新築戸建てと中古(既存)マンションの登録価格・成約価格のデータを公表した。対象は、登録物件は新築戸建て8,269件、既存マンション787件、成約物件は新築戸建て1,841件、既存マンション664件。

 新築戸建ての登録価格は首都圏平均で1戸当たり3,491万円(前月比0.4%下落)と3ヵ月ぶりのマイナスに。前年同月比では1.2%上昇した。

 成約価格も3,458万円(同1.5%下落)と3ヵ月ぶりのマイナスに。成約の29%を占める神奈川県、27%を占める埼玉県で、県中心部より価格が安い郊外エリアの成約が増加し下落に転じたこと等による。前年同月比は0.7%上昇し19ヵ月連続のプラス。

 09年1月を100とした1戸当たりの価格指数は、登録物件が99.9(同0.4ポイント低下)、成約物件が97.7(同1.4ポイント低下)、成約物件の指数は5ヵ月連続で登録物件を下回っている。

 一方、既存マンションの登録価格は1戸当たり2,686万円(同0.2%下落)となり、再びマイナスに転じた。前年同月比では3.0%下落し、3ヵ月ぶりにマイナスとなった。

 成約価格は2,836万円(同7.1%上昇)と3ヵ月ぶりにプラスに。前年同月比では3.8%上昇し14ヵ月連続のプラスとなった。成約の5割弱を占める東京23区で価格の高い都心・城南エリアの成約が増加したことによるもので、首都圏平均、23区平均(3,635万円)ともに09年1月の調査以来の最高値に。

 09年1月を100とした1戸当たりの価格指数は、登録価格125.9(同0.2ポイント低下)、成約物件142.4(同9.5ポイント上昇)と、成約物件の価格指数が登録物件を15ヵ月連続で上回った。

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年4月号
2025年、不動産市場はどう動く
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/3/5

「月刊不動産流通2025年4月号」発売中!

「月刊不動産流通2025年4月号」が好評発売中です。購入はショップサイトから。
特集は、「不動産市場 2025年のキーワード」。今年も、マンション、賃貸住宅、オフィス等、さまざまな分野のアナリストに、市場動向を予測していただきました。今年を占うキーワードも!?ぜひご覧ください。