不動産ニュース / 団体・グループ

2017/7/20

インスペクターに「見落とし保険」を提供

 NPO法人日本ホームインスペクターズ協会(理事長:長嶋 修氏)は19日、2017年度通常総会を開催。16年度事業・決算報告などを報告したほか、17年度事業計画案・収支予算案等を承認した。

 17年度は、ホームインスペクションの普及をさらに加速させるべく、各地のエリア部会の活動を充実する。事務局員も3名体制として、会員へのサポートを強化する。

 16年度は、宅建業法の改正を受け、公認ホームインスぺターズ試験の受験者数が1,714名(前年度:1,191名)と急増。認定会員も1,404名(同1,018名)に達した。17年度も、受験者数・認定会員数ともほぼ前年度並み(2%増)を目指す。

 また、協会加盟のホームインスペクターが業務中に建物や備品を破損した際に保険金を支払う「JSHI公認ホームインスペクター専用の賠償責任保険」をリニューアル。インスペクション時の「不具合の見落とし」により、依頼者に損害を与えた際に、賠償責任費用や訴訟費用などを負担できるようにした新保険を、11月から会員へ提供する。 

 総会開始前に挨拶した理事長の長嶋 修氏は「協会発足から10年目の節目。宅建業法改正により、インスペクションは良くも悪くもさらに認知度が向上することが期待できる。より良いインスペクションをどうやって定着させていくか。ひとつ上のステージに立ち、皆さんと一緒に気を引き締めて考えていきたい」などと語った。

総会の模様

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ホームインスペクション

住宅インスペクションを参照。

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