不動産ニュース / リフォーム

2017/8/29

調布のNTT寮・社宅を、シェア型住宅に

手前が「シェアプレイス調布多摩川」、
奥が「グローバルハウス調布」、
中央は10mに及ぶビッグテーブルが設置された共用部

 (株)リビタは、東京都調布市の築42年の独身寮1棟をシェア型賃貸住宅「シェアプレイス調布多摩川」(全85室)、築39年の社宅2棟をシェア型国際学生宿舎「グローバルハウス調布」(全96室)として再生。28日、報道陣に公開した。

 敷地面積9,957.49平方メートル。「シェアプレイス調布多摩川」が、延床面積2,784.09平方メートル、1975年1月築の鉄筋コンクリート造地上3階建て。「グローバルハウス調布」(2棟)が、延床面積2,251.24平方メートル、77年12月築の鉄筋コンクリート造地上3階建て。京王線「調布」駅徒歩15分、京王相模原線「京王多摩川」駅徒歩8分に立地。

 3棟は同じ敷地内にある、東日本電信電話(株)(NTT東日本)の所有物件。同社子会社のテルウェル東日本(株)が、昨年春に、同物件の有効活用の提案を募集し、リビタの「シェア型の一般向け賃貸住宅+学生寮」のプランを選定。一方、これまでリビタが2物件のシェア型国際学生宿舎を提供している首都大学東京より、同様の寮を増やしたい旨の相談を受けていたことから、学生寮部分は同大学の寮として運営していくことに決定。建物は、耐震診断によって耐震性に問題なかったことから、耐震補強はせず、用途も寄宿舎のまま改修している。

 「シェアプレイス調布多摩川」は、1階に入居者専用のシェアラウンジ、2階にはセカンドラウンジを設置。シェアラウンジに面した庭は、“街かど広場”として小路を整備し、地域にも一部開放する。セカンドラウンジは、「グローバルハウス調布」の寮生も予約制で利用できる。また、エントランスの横の屋外スペースにも全長10mのビッグテーブルを配置し、共用部として提供していく。
 個室には、一部を除き、2ドア冷蔵庫、脚付きマットレス、デスク・イス、エアコンを標準で設置した。専有面積は11.92~25.37平方メートル、賃料は5万9,000円~7万円(別途共益費1万5,000円)。おおよそ近隣の新築ワンルームマンションと同等。水回りは共用となる。

 「グローバルハウス調布」は、元が階段室団地タイプのファミリ―向け物件。3DKの間取りを「シェアリビング+水回り+個室3室(9.99~11.34平方メートル)」の住戸ユニットにリノベーションした。個室の家具・家電はシェアプレイスと同じ。ユニット内にミニキッチン、シャワーブース、洗面台、洗濯機、トイレを設置している。
 また、2棟それぞれの1階部分2住戸をつなげ、入居者同士の交流の場となる共用部としてシェアラウンジ・キッチンを設置。一つは「知」をテーマにシェア本棚や学習スペースを設置。もう一つは「和」をテーマに、小上がりタイプの和室等を備えた。寮生であれば入居棟に限らず、自由に利用ができる。

 両物件とも竣工は8月31日。入居開始は、「シェアプレイス調布多摩川」が9月8日、「グローバルハウス調布」が9月下旬を予定。
 「シェアプレイス調布多摩川」には、現在、30組から問い合わせがあり、そのうち21組に対して現地見学会を実施。そのうち4組がその場で申し込んだ。25~30歳代が中心で、近隣住民はもちろん、他のシェアハウスからの移住ニーズもあるという。居室は、シェアラウンジ近くの居室に人気が集まっている状況。おおよそ半年で満室になる見通し。入居後は、入居者同士の交流会のほか、“街かど広場”でイベントを開催するなどして、地域への浸透を図る。

 今回の物件完成により、「シェアプレイス」シリーズは18棟1,219室、シェア型国際学生宿舎シリーズは5棟273室の運営となる。

「グローバルハウス調布」の“和”をテーマにしたラウンジ。
小上がりの和室スペースを設けた

この記事の用語

CRE

Corporate Real Estate の略で、「企業不動産」をいう。企業は、事業のために事務所、店舗、工場、福利厚生施設など各種の不動産を所有・賃貸借しているが、それらすべての不動産がCREである。

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