国土交通省は29日、建築物防災週間(2017年3月1~7日)に実施した建築物に関する調査結果を発表した。1956~89年までに施工された民間大規模建築物の吹き付けアスベストの状況について調査したもの。
吹き付けアスベストおよびアスベスト含有吹付けロックウールの調査では、露出した吹き付けアスベストの建築物数は1万5,294棟(前回調査(16年3月7日時点)比260棟増)、指導により対応済みの建築物数は1万1,632棟(同163棟増)、指導により対応予定の建築物数は747棟(同1棟増)となった。
民間建築物に対するアスベスト除去等への補助制度の創設状況については、都道府県は12、政令指定都市はすべて(20市)、市区町村は353(20.5%)が創設済みだった。