不動産ニュース / 調査・統計データ

2017/8/30

戸建注文住宅の取得費平均は4,755万円

 (一社)住宅生産団体連合会は28日、2016年度「戸建注文住宅の顧客実態調査」の結果を公表した。三大都市圏および札幌市、仙台市、広島市、福岡市、静岡市の地方都市圏を対象に調査を実施。有効回答数は4,292件。

 注文住宅を新築するに当たっての土地の取得状況については、「建て替え」が28.9%(前年度比1.2ポイント増加)、「買い替え」が6.3%(同0.7ポイント増加)と増加。一方、「土地購入・新築」は50.5%(同2.6ポイント低下)と減少した。「買い替え」、「土地購入・新築」、「新たに借地・新築」を合計した「更地に新築」は57.4%(同1.7ポイント低下)と減少した。

 長期優良住宅の割合は、78.0%(同1.7ポイント低下)と減少。都市圏別の長期優良住宅の割合をみると、東京圏が68.9%、名古屋圏は90.5%、大阪圏は83.8%、地方都市圏は78.3%と東京圏が低い結果となった。

 住宅取得費(建築費と土地代の合計)の平均は全体で4,755万円(同1.7%上昇)。住宅取得費年収倍率は6.1倍で前年と同水準となっており、近年は6倍前後で推移。また、借入金の年収倍率は4.3倍で、前年から横ばいとなっている。

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

長期優良住宅

長期にわたり使用可能な質の高い住宅をいう。その具体的な基準は明確には定まっていないが、単に物理的に長寿命であるだけでなく、ライフスタイルの変化などへの対応、住環境への配慮など、社会的に長寿命であることが必要であるとされる。

続きはR.E.wordsへ

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。