不動産ニュース / その他

2017/10/27

管理士5万人突破へ/賃貸不動産経営管理士協議会が総会

「構成3団体と当協議会の4者が団結し、
管理士資格の国家資格化を目指す」
と抱負を語った末永会長

 (一社)賃貸不動産経営管理士協議会は26日、明治記念館(東京都港区)にて定時総会を開催。2016年度(16年8月1日~17年7月31日)事業報告、17年度(17年8月1日~18年7月31日)の事業計画を公表した。

 16年度の賃貸不動産経営管理士試験は、昨年の約2.7倍となる1万3,149人が受験。合格者7,350人のうち、約7割が登録申請を行なった。

 17年度は、管理士試験の目標受験者数を1万人に設定。11月19日に実施する試験には、1万7,532人が申し込み済み。引き続き、管理士資格の国家資格化と、有資格者へのフォローアップ教育に注力していく。また、賃貸不動産管理のさらなる適正化に向け、その業務の担い手である賃貸不動産経営管理士の輩出・育成を行なうとともに、賃貸住宅管理業者登録制度の周知・普及に取り組むとした。

 総会後の懇親会で挨拶した末永氏は、「昨年9月、賃貸住宅管理業者登録制度が一部改正され、賃貸不動産経営管理士に一定の役割が付与された。これにより、管理士に寄せられる期待がより大きくなり、管理士試験への申し込みが前年比約2.7倍と急増した。今年も多くの受験申込があり、目標だった合格者の累計が5万人を突破する見込み。当協議会は今年10周年を迎えた。管理士資格の国家資格化を目指し、構成3団体と当協議会の4者が一致団結することで実現を目指したい」などと抱負を語った。

 また、来賓を代表して、国土交通省住宅局長の伊藤明子氏は「賃貸住宅をめぐる状況は日々めまぐるしく変化している。安心・安全な暮らしのためには、管理士の役割が重要。その数が5万人となる状況は大変心強い。協議会との連携により、安心して住まうことのできる社会をつくっていきたい」と述べた。

「協議会との連携により、安心して住まう
ことのできる社会をつくりたい」と話した
伊藤住宅局長

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年8月号
社員が成長すると、会社も伸びる!
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/7/5

「月刊不動産流通2025年8月号」発売中!

月刊不動産流通研究所2025年8月号」が発売となりました!
特集は、「今こそ! リスキリング」。社会が目まぐるしく変化する中で、不動産事業者も取り巻く環境に適応するためのスキルアップが不可欠です。本特集では、新たな課題への対応や業績向上に向け社員の「リスキリング」支援に取り組む事業者に着目。その狙いや取り組み、効果を紹介します。