不動産ニュース / 開発・分譲

2017/10/31

都心高級物件の販売好調/野村不動産

「プラウド代官山猿楽町」のジオラマ。
ガラス面を大きくとった印象的なファサードに

 野村不動産ホールディングス(株)は30日、マスコミを対象とした、分譲マンション「PROUD」の都心展開プロジェクトの見学会を開催。「プラウド六本木」(東京都港区、総戸数35戸)の完成物件と、「プラウド代官山猿楽町」(東京都渋谷区、総戸数15戸)のモデルルームを公開した。

 「プラウド六本木」は都営大江戸線・東京メトロ日比谷線「六本木」駅徒歩4分。鉄筋コンクリート造地上4階地下1階建て。東京ミッドタウンや檜町公園などが至近という希少性の高い立地と、「実際に住まわれる実需に対応し、ゆとりの空間を実現した」(同社住宅営業二部営業三課プラウド六本木・代官山猿楽町販売責任者・池田俊平氏)という、専有面積100.12~318.71平方メートルを確保。販売価格は2億7,400万~14億3,000万円。引き渡し前までに35戸中34戸が契約済みで、現在棟内モデルルームとしている物件も、間もなく契約の見込みだという。

  「プラウド代官山猿楽町」は、東横線「代官山」駅徒歩5分。敷地面積1,016.72平方メートル、鉄筋コンクリート造地上4階地下1階建て。外観デザインは硝子が連なる独特のデザインを採用。この規模では珍しく電線の部分地中化も実現させる。プライバシー性向上の取り組みとして、住戸と共用廊下の双方から扉が開き、人と顔を合わせることなく宅配などの受け渡しができるプライベートロッカーを設置した。またターゲット層の車移動率を考慮し、地下に平置きの駐車場と、プライベートパーキング付きの住戸とで駐車場設置率100%を実現した。専有面積は92.36~200.20平方メートル、販売価格は2億~4億円。最高倍率4倍で申し込み登録即日完売となった。

  同社では、「今後も港区、千代田区、中央区など都心中心エリアでの供給を進めていく計画」(同社住宅営業二部営業三課長・一條 隆氏)だという。

「プラウド六本木」の棟内モデル。
販売価格は12億1,000万円

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