不動産ニュース / 調査・統計データ

2017/10/31

ワークスタイルの向上、生産性向上に寄与

 三井デザインテック(株)は31日、東京大学大学院経済科学研究科准教授の稲水伸行氏と共同で、「クリエイティビティに関する調査研究」を実施、結果を公表した。

 生産性の向上に関してオフィスデザインの側面からアプローチし、職場風土やワークスタイルの向上とクリエイティブパフォーマンスに関する相関性を調べた。2月17~27日、東京23区内の事業所規模100人以上のオフィスに務める25~59歳の男女に対してインターネットで調査した。回答者数は2,938人。

 職場風土とパフォーマンスに関する調査では、仕事の自由度や仕事のリソースのレベルを高めると、個人能力の高低にかかわらずクリエイティビティが向上。一方で、仕事の量やプレッシャー、仕事の挑戦度などについてもクリエイティビティは向上するが、行き過ぎると個人能力が低い人についてはパフォーマンスが下がるという結果になった。

 ワークスタイルとパフォーマンスについて調べたところ、「オープンオフィス」や「コラボレーション空間」などすべての面で相関性が認められた。ただ、職種によって必要なワークスタイルの要素は異なるといった結果も明らかになった。

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