不動産ニュース / 仲介・管理

2017/12/7

ピタットH、接客コンテストで初の全国大会

ロープレ形式で接客レベルを競う
会場には多くの見学者も集まった

 ピタットハウスネットワーク(株)は6日、同社の直営・加盟店(ネットワーク)店舗を対象とした「2017年度 ピタットハウス接客コンテスト」の全国大会を、品川プリンスホテル(東京都港区)で開催。出場者・見学者含め、約150人が参加した。

 同コンテストは、02年よりスタートしており、今回で16回目。今年度は850人超がエントリー。全国6ブロック(北海道、東北、首都圏・北陸、中部・東海、関西・中国・四国、九州・沖縄)ごとに、賃貸・売買に分けて予選・本選を行ない、41人が準決勝に進んだ。

 これまでは、本選でエリアチャンピオンを選出。接客ロールプレイングの動画を、同社ネットワーク店舗向けのイントラネット上にアップロードし、各社の投票でグランドチャンピオンを選出していたが、今年度は、600店舗達成を記念し、初めて全国大会の形式を採用し、準決勝と決勝を実施した。また、エントリーの部門を役員や店長、各社の業績ランキング上位者などを対象とした「エグゼクティブ部門」とそれ以外の「一般部門」に区分け。全体のレベルアップや若い世代のチャレンジ支援を図る。エグゼクティブ部門では、難易度の高い顧客への接客を想定し、感じの良さや親近感がわく接客という従来の審査項目はもちろん、レベルの高いヒアリング力や物件提案力も審査の対象とした。

 全国大会では同社社員を客に見立て、店舗における初回接客をテーマに、1回20分のロープレを実施。同社代表取締役社長の宮北英治氏、 スターツコーポレーション(株)取締役副会長の河野一孝氏はじめ、ピタットハウスの役員や加盟店社長などが審査員を務めた。また、出場者以外の加盟店スタッフの見学も可能とし、ロープレのテーブルの周りには、多くの見学者が集まった。41人中12人が決勝に進み、各部門(賃貸一般、同エグゼクティブ、売買一般、同エグゼクティブ)一人ずつ、計4人が最優秀者として選出された。

 会の冒頭、宮北社長は「ネットワーク数がオープンベースで601店舗、契約ベース623店舗と、600店舗を突破した。それを記念した初の全国統一大会。良い接客の知見を積み重ねて、これからの繁忙期に備えていただきたい。また、ネットワーク全員で育成や研修を行なうという意識を持ちながら、高め合える場にしていきたい」と述べた。

「意識を高める場にしていきたい」と話す宮北社長

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