不動産ニュース / その他

2018/1/18

港区と「外国人帰宅困難者受入訓練」を実施/森ビル

国際防災ボランティアが大使館職員を誘導している様子

 森ビル(株)は17日、港区と連携した「外国人帰宅困難者受入訓練」を「六本木ヒルズ」で初めて実施。約180人が参加した。

 23年前に発生した阪神・淡路大震災以降、年2回行なっている、全社員参加型の「森ビル総合震災訓練(活動訓練)」の一環。訓練には、同社社員のほか、港区の国際防災ボランティアが通訳として、近隣の大使館職員(アメリカ・オーストラリア・ドイツ)およびインターナショナルスクール「The American School in Japan」の生徒が帰宅困難者役として参加。都心南部直下地震M7.3、港区震度6強、平日日中、公共交通機関運行中止という状況を想定し、帰宅困難者の誘導、受付、備蓄品配布、外国人相談スタッフによる質問対応などを行なった。

 また、六本木ヒルズを受信地としたLPWA(Low Power Wide Area)を活用した通信訓練も初めて行なった。LPWAは、停電や一般通信回線の使用が困難な状況でも使用可能な回線で、少ない電力で見通し100km以上の長距離伝送ができる通信技術。送信機にはGPSが搭載されており、携帯者の位置情報をリアルタイムに把握できることから、同社社員約100人が送信機を携帯し、同社管理物件の被害状況の把握や、施設利用者の安全確保、事業・居住継続支援活動に出向いた。その位置情報を六本木ヒルズの震災対策本部でモニタリングし、社員の安否や応援要請があった際の人員調整を図った。

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年5月号
住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/4/5

「月刊不動産流通2024年5月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年5月号」の発売を開始しました。

さまざまな事情を抱える人々が、安定的な生活を送るために、不動産事業者ができることとはなんでしょうか?今回の特集「『賃貸仲介・管理業の未来』Part 7 住宅弱者を支える 」では、部屋探しのみならず、日々の暮らしの支援まで取り組む事業者を紹介します。