積水ハウス総合研究所は31日、「既婚男性の家事参加に関するアンケート調査」の結果を公表した。子供のいるフルタイム勤務の既婚男性(20~60歳代)1,886人が調査対象。
「三大家事(炊事・洗濯・掃除に関する15項目)」について「自分が行なう」と答えた男性は25~34歳で50%近くとなり、他の世代に比べ約10%高い結果であった。「今後の家事実施の意向」についても、25~34歳の23.0%が「増やしたい」と前向きで、34~44歳代(17.7%)、45~54歳代(14.7%)、55~64歳代(15.3%)に比べ高ポイントに。
さらに、家事積極派の男性は、家事をほとんどしない男性に比べ、「子どもも家事に参加させたい」との意識が高いことも分かった。また、「妻に自分の頑張りを分かってほしい」という思いが強い傾向も見られた。
同社は、若年層ほど家事への取り組みが積極的な理由として、中学・高校で家庭科の授業を履修している点を指摘。今後はますます家事を行なう男性が増え、「家事=家族みんなの役割」へと変わっていくと予測した。
同社はこうした研究結果をもとに、家族のだれもが家事を行ないやすい住まいの工夫の提案に取り組む考え。