不動産ニュース / 仲介・管理

2018/2/7

既存物件購入、過半数が「決め手はリビング」

 (株)ホームステージング・ジャパン(東京都品川区、代表:ルーカス・クハルスキー氏)は6日、「中古(既存)物件購入に関する調査」結果を発表した。1月15~27日に実施。調査対象は、全国の既存物件の購入経験がある20~60歳代以上の男女532人。

 購入のきっかけについては、「家賃がもったいないと思った」(27.4%)が最も多く、「希望エリアに良い物件が出た」(17.1%)、「特にきっかけはなかった」(12.2%)が続いた。年齢別では、若い世代の多くは「賃貸の更新のタイミング」を理由に挙げた。

 内覧に行く前の情報源については、「不動産仲介会社のホームページ」が最多で41.7%。次いで「住宅紹介ポータルサイト」(31.0%)、「折込チラシ」(28.6%)、「住宅情報誌(紙)」(27.8%)」、「友人・知人からの紹介」(23.7%)となった。

 内覧前に参考にする写真では「キッチン」が55.7%と最も重視されているという結果に。そのほか、「リビング」(52.4%)、風呂(45.5%)も注目度が高いことが分かった。なお、年代別では、20歳代の99.0%が何かしら写真を気にする一方で、50歳以上では約4割程度が写真を気にしていないと回答している。

 購入を決めた物件で内覧後に良い印象として残ったものは、「明るさ」(49.6%)、「広さ」(48.4%)、「周辺環境」(35.7%)が上位に。年代別では、「におい・香り」「室内ディスプレイ」で顕著な差がつき、20歳代と30歳代が印象として残っているのに対して、40歳以上はあまり気にしていないことが分かった。

 購入の決め手は、「リビング」(54.1%)が半数以上。「キッチン」(43.1%)、「ダイニング」(39.8%)」「風呂」(33.5%)が続いた。なお、4位までの項目は男女での違いはほとんど見られなかった。

 購入する際、家具の配置やインテリアコーディネートまで考えた上で検討する人は60.5%で、20歳代に至っては約8割が検討すると回答した。家具付き物件を希望する割合は約4割弱となり、20歳代が約7割となっている。

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ホームステージング

売却予定の建物の円滑な売却に資するべく、部屋にインテリア等を配置するなどしてその物件に魅力を付加するサービスをいう。英語のHome staging。ホームステージングに使われるインテリアは、家具、照明器具、カーテン、小物類が中心で、主要なスペースに限って配置する場合もある。

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