日本GLP(株)は7日、マルチテナント型の先進的物流施設「GLP小牧II」(愛知県小牧市)を竣工した。
中部地方の物流集積地である小牧市の名神・東名高速道路の「小牧IC」から約2kmに立地。南海トラフ巨大地震の影響の少ないエリアとされる、強固な地盤上にある。名古屋近郊の市内配送、中部地域全体の広域配送の拠点として活用が可能。
鉄骨造地上4階建て、敷地面積約1万7,518平方メートル、延床面積約3万6,449平方メートル。L字型の建物を東側A区画と西側B・C・D区画の大きく2エリアに分け、小割対応可能なスペースや低床バースを設けるなど、さまざまな規模の物流ニーズに対応する。最大4社の入居が可能で、現時点ではサッポログループ物流(株)など3社の入居が決定している。
また、施設内の労働環境の面にも配慮し、1階に48席の従業員用休憩室を設けたほか、大容量の空気循環を生み出す超大型シーリングファン「ビッグアスファン」も装備。BCP対策では、施設内に地震計を設置、リアルタイムで加速度をモニタリングできるシステムを採用している。