不動産ニュース / IT・情報サービス

2018/3/6

問い合わせ、「電話よりLINE」が4割超

 不動産情報サービスのアットホーム(株)は、30歳未満の学生・社会人の部屋探しに関するアンケート調査結果を公表した。2017年10月18~23日に、過去2年以内に引っ越しをして一人暮らしをしている18~29歳の男女2,074人を調査した。

 家賃は、学生全体の平均が4万8,000円、社会人全体の平均が5万6,000円。入居時にかかった初期費用の平均は、学生全体で10万5,000円、社会人全体では17万4,000円で、学生・社会人とも男性より女性のほうが高かった。

 最寄り駅までの徒歩所要時間については、最多回答が学生では「20分超」(24.6%)、社会人では「10分以内」(29.6%)と、社会人では駅に近い物件を選ぶ傾向か見られた。

 家賃以外で重視したことでは、学生では「通勤・通学時間」(54.5%)、「間取り・広さ」(43.3%)、「スーパーから近い」(33.9%)、社会人では「間取り・広さ」(45.8%)、「通勤・通学時間」(43.6%)、「最寄り駅から近い」(34.3%)がそれぞれトップ3となった。

 重視した設備については、学生・社会人とも「独立したバス・トイレ」がトップ(学生56.5%、社会人60.3%)であった。

 部屋を探し始めてから契約までの日数は、学生では「1日」(18.0%)、社会人では「2週間くらい」(22.0%)が最多となり、社会人の方が慎重に部屋探しをする傾向が見られた。

 不動産会社への問い合わせに方法で電話とLINEではどちらが問い合わせしやすいかを聞いたところ、学生で43.6%、社会人で40.5%が「LINEの方が問い合わせしやすい」と回答。物件の空室確認等についても、約4割が「LINEで行ないたい」と答えている。

 賃貸物件の契約や更新時のクレジットカードの利用については、学生の46.9%、社会人の71.5%が「利用できたら便利」と回答した。

この記事の用語

賃貸借

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