不動産ニュース / 開発・分譲

2018/3/8

東横線跡地再開発の保育施設、10月開園

保育施設が入居するA棟外観イメージ

 東京急行電鉄(株)は7日、「渋谷代官山Rプロジェクト」において計画を進めていた保育施設の概要を発表した。

 「渋谷代官山Rプロジェクト」は、東横線の地下化に伴ってできた地下線路上部の旧線路跡地に、2つの建物を建てることで、2017年4月28日に開業した複合施設「渋谷ストリーム」、渋谷川沿いの遊歩道から代官山にかけて新たな人の流れを創出する計画。保育施設が入居するA棟は敷地面積724平方メートル、延床面積1,282平方メートル、鉄骨造地上3階建て。B棟は敷地面積1,132平方メートル、延床面積4,370平方メートル、鉄骨造地上7階建てで、ホテル(「渋谷」駅側1~7階)、事務所(「代官山」駅側2~6階)、店舗(「代官山」駅側1~2階)で構成する。

 渋谷区では17年4月時点で266人の待機児童がいるなど、保育施設の増設や定員拡大などの対策が求められており、同計画地周辺の新橋地区は区の保育施設整備重要地域にも指定されている。今回新設する保育施設は、こうした地域のニーズに応えることが目的。

 名称は保育所型認定こども園「渋谷しぜんの国こども園(仮称)」、定員は114名。多様な体験創出や地域と身近な子育て環境の実現を目的に、同計画のホテル宿泊者との国際交流ができるカリキュラムを用意し、1階には地域住民が立ち寄れるカフェや子育て支援スペースを設ける。開園は、2018年10月1日の予定。

 なお、B棟内のホテル名称を「MUSTARD HOTEL」に決定した。「街を楽しむための『隠し味』のような存在になりたい」という意味が込められている。ホテルの詳細は、17年11月20日付のニュースを参照。

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年11月号
再注目の民泊。市場動向、運営上の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/10/1

「海外トピックス」を更新しました。

vol.433 世界遺産都市マラッカの医療ツーリズム環境【マレーシア】」を更新しました。

医療を目的に渡航する「医療ツーリズム」。マレーシアは近年、その医療ツーリズムの拠点として成長を遂げています。今回は、歴史的街区が有名な国際観光地マラッカの病院を取材。多くの医療ツーリストを受け入れている環境について探りました。…続きは記事をご覧ください☆