不動産ニュース / 開発・分譲

2018/3/22

元新浦安ヨーカドーをスターツ初の商業施設に

「(仮)スターツショッピングセンター」外観イメージ

 スターツグループは、千葉県浦安市で、グループ初となる商業施設「(仮)スターツショッピングセンター」を開発する。

 敷地面積3万3,538.15平方メートル。延床面積5万7,621.38平方メートル。鉄骨造地上5階建て。2000年9月築。JR京葉線・武蔵野線「新浦安」駅から徒歩17分の立地。元「イトーヨーカドー新浦安店」が入っていた施設で、2017年5月の同店閉店決定をきっかけに所有者である「森トラスト総合リート投資法人」と、売買契約を締結。同年7月に142億5,000万円で取得した。同店閉店により、地域住民が買い物難民になる恐れがあったことから、ヨーカードーを運営する(株)セブン&アイ・ホールディングスと協議の上、次の開発計画が決まる暫定利用として、同年6月より規模を縮小した「イトーヨーカドー食品館新浦安店」として営業を継続していた。今回の開発決定により、4月8日で同店は閉店する。当初は、再開発を検討していたが、地域ニーズ等を踏まえ、工事期間が短期間で済む、既存施設を活用した商業施設開発に決定した。

 新施設では、スーパーをキーテナントに物販、サービス、飲食、クリニック等で構成する計画。スーパーは、現在5~6社と協議しているが、日常使いができる食品スーパーを誘致する計画。専門店フロアは、既存テナントを含め、ファミリー層にとって利便性の高い店舗やアッパーグレードのものを扱う店舗等を誘致する。テナント数は、全80店舗程を見込む。また、地域の人が気楽に立ち寄れる子供の遊び場空間等も設置していく予定。

 開発はスターツデベロップメント(株)が担当。同社が保有しながら、運営もビル管理会社のスターツファシリティーサービス(株)等、グループで行なっていく。今秋開業の予定。

 20日に開催した会見で、スターツデベロップメント専務取締役の吉澤一嘉氏は「新浦安は、大規模複合開発『タイムレスタウン新浦安プロジェクト』を進行中であるほか、ホテル運営等これまでも長年地域密着で営業してきたエリアだからこそ、今回の事業計画に至った。竣工後も、同施設を活用しながら、より良い地域づくり・まちづくりを行なっていきたい」と述べた。

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