不動産ニュース / 開発・分譲

2018/3/28

「地域の魅力」体感できるホテル新ブランド

「ホテルインターゲート東京京橋」外観

 サンケイビルグループでホテル運営等を手掛ける(株)グランビスタホテル&リゾートは、2018年新たに立ち上げたホテルブランド「インターゲートホテルズ」の第2弾となる「ホテルインターゲート東京京橋」(東京都中央区、全200室)を4月1日に開業する。

 同ブランドは、「地域の価値で、未来を変えていく」をテーマに、宿泊客がその地域の魅力を発見したり、体感できるホテルをめざし立ち上げたもの。サンケイビルが開発した建物へ同社がテナントとして入居し運営するスキームで、全国へ展開していく。「コト消費」へシフトしているインバウンド観光客とシニア層、国内外のビジネスパーソンをメインターゲットとし、開発地に合わせ、ラグジュアリータイプ、スタンダートタイプ、コンパクトタイプに分け展開していく。

 地域に合わせた空間演出に加え、地元の伝統工芸などが楽しめるワークショップを、宿泊者向けに開催。ラウンジではコーヒーやソフトドリンク、お菓子、アルコール類を深夜を除く常時無料で提供。トラベラーズボード等を通じ、宿泊者同士が交流できるようにしている。

 「東京京橋」は、18年3月開業の「インターゲートホテル京都四条新町」(京都市中京区、全153室)に次ぐ施設。都営地下鉄浅草線「宝町」駅徒歩1分に立地。建物はサンケイビルが雑居ビルを建て替えたもので、地上17階建て。1階にコンビニが入居。ホテルは2階がフロントとラウンジ、客室は3~17階。シングル(13平方メートル)90室、ダブル(15~19平方メートル)88室、ツイン(24~28平方メートル)22室。ビジネスユースが多いと見込みシングル比率を増やしたコンパクト型のホテル。

 宿泊料金(平常期)は、シングル1泊約1万9,000円~、ダブル約2万3,000円~、ツイン約3万3,000円~。初年度稼動率80%、客単価1万2,000円、次年度稼働率90%、客単価1万2,500円を目指す。

 現在、広島(19年春開業)と金沢(同)で開発を進めているほか、札幌、仙台、名古屋、神戸、松山、福岡などで開発を計画している。

 28日会見したグランビスタホテル&リゾート代表取締役社長の須田貞則氏は「サンケイビルグループと最大限のシナジーを発揮するため、新たなブランドとして立ち上げた。アクティブで旅慣れたインバウンドやシニア層のコト消費ニーズに応え、新たな宿泊ニーズを獲得していく。2020年までに5店舗、25年までに10店舗を展開し、当社の中核ホテルブランドとして確立していきたい。開発を加速させるため、他の開発事業者との協業も検討していく」などと語った。

ツインルーム。壁に江戸切子のグラフィック柄を取り入れた。
地域文化に触れる体験として、各地の伝統文化を学べるワークショップを開催。京橋では江戸切子や着物端切れを使った御朱印帳作りなどが1,000~3,000円で楽しめる。作品はお土産として持ち帰れる

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