東京建物(株)は8日、物流施設の開発事業への参入を発表した。
物流分野における労働力不足や、消費者ニーズの高度化・多様化などから、先進的な大規模物流施設へのニーズや物流施設への投資ニーズが高まっていることから、参入に踏み切る。
今後は、同社の強みである用地情報取得ネットワークを活用し、関東圏を中心に物流施設の開発を積極展開。ディベロッパーとしてのノウハウを活用し、立地やテナントニーズに応じて、複数の顧客が利用するマルチテナント型や、テナントの要望に合わせて施設を提供するBTS型を企画していく。
初弾は、「(仮称)久喜物流センタープロジェクト」(埼玉県久喜市)。
東北自動車道「久喜」ICより約1.8kmの、約3万3,100平方メートルの敷地に、鉄骨造地上4階建て、延床面積約7万1,200平方メートルの施設を建設する。
計画地は2018年3月に取得済み。既存建物の解体後、着工し、開業は20年秋を予定している。