不動産ニュース / 開発・分譲

2018/5/10

羽田空港跡地に、クールジャパン発信拠点

全体鳥瞰(イメージ)

 大和ハウス工業(株)、京浜急行電鉄(株)、野村不動産パートナーズ(株)など9社が出資する羽田みらい開発(株)(東京都大田区)は10日、「羽田空港跡地第1ゾーン整備事業(第一期事業)」について、大田区と事業契約。約50年の定期借地による先端産業拠点・クールジャパン発信拠点の整備・運営事業に着手したと発表した。

 羽田空港跡地第1ゾーンは、羽田空港の国際線旅客ターミナルから1駅2分の京浜急行電鉄空港線・東京モノレール「天空橋」駅直上に位置。約5.9haの敷地に、研究開発施設(ラボ・大規模オフィス)、先端医療研究センター、会議場、イベントホール、日本文化体験施設、飲食施設、研究・研修滞在施設、水素ステーション等を中心とした、複合施設を整備・運営する。延床面積は約12万5,400平方メートル。

 先端産業拠点の形成に向けた「先端産業事業」、クールジャパン発信拠点の形成に向けた「文化産業事業」、交通結節機能強化やエリアマネジメント推進に向けた「共通事業」の3事業を展開。複合施設を駅と直結させるだけでなく、都内各所や空港周辺、京浜臨海部周辺エリアとのバスネットワーク網の構築や、舟運・カーシェアリング・コミュニティサイクルの導入等により、交通結節機能を大幅に強化する。

 エリアマネジメントガイドラインやまち並み景観ガイドラインの策定、防災訓練等を通じた防災・防犯・安全の強化、水辺環境教育等を通じた環境対策やエコ事業の推進等を実施。羽田ブランドの形成・発信や地域との連携を目指したエリアマネジメントを展開する。

 2018年秋に着工し、20年にまちびらき(先行施設開業)、22年にグランドオープンの予定。

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